2013年5月8日水曜日

急行「ゆのさぎ」〜緒花見列車〜事前準備・切符編

鉄道遊走、里見です。

急行「ゆのさぎ」〜緒花見列車〜事前準備編は、まず切符編からです。

今回の急行「ゆのさぎ」〜緒花見列車〜に際して準備した記念券と駅名印、検札印と湯乃鷺駅下車印
毎回、急行「ゆのさぎ」運行の際には何かしらの記念券を制作してきましたが、今回はぼんぼり祭りに関連した列車ではないので、去年10月の様に台紙付きの豪華版はやめようという方針でいました。また、記念券に掛かるコストを抑えてとあるものを作成しようという事(これは10月送りにしたので、詳細は内緒です)もあり、券種一種類で楽しめるものが良いという話になりました。こうした前提で“着席券”というアイディアが出てきました。
ところでこの“着席券”、里見自身がよく判っておらず、検索で出てくるものはライナー券などの“着席整理券”だったので、それだと思って話がかみ合わない、なんてこともありました。
“着席券”と“着席整理券”の違いは、こちらを参照して下さい。
よくよく探してみると、“着席券”の画像を発見できたので、これを参考にいつも通りイラストレーターでデーターを作りました。


本来、発駅から発時間、号数、番線まで印字されている(ものによっては日付まで印字)のですが、各列車分全て印字したものを印刷するとコストが掛かりすぎてしまう為、この部分はゴム印で対応してそれっぽくするようにしました。料金部分は一般開放列車は無料なので空きにしようかとも思ったのですが、バランスが崩れるので当時料金の50円のままとしました。
またこの画像の通り、データ作成の際は青地紋だったのですが、前回、赤地紋であるべきものを間違えてしまったこともあり、今回はまだ使ったことのない赤地紋へ入稿時に変更指示しています。

この記念券、去年10月の一件もあり、2月入って雪のラッピング車を見に行ってきましたから戻って印刷所へ連絡をしたところ、D型券については機械の都合上、2月下旬にはデータが欲しいと言われてしまい、券種を決めるところからかなり慌ててデータを作って入校したのでした。

こうしてあとは刷り上がりを待っていた3月中旬頃、とある打診がありました。
それは「劇場版花咲くいろはHOME SWEET HOME号」の出発式を、4月20日に行いたいというものでした。
この話の中で2両編成の話が出てきたのですが、直ぐに“着席券”の券面を“1号車”としていた事に至りました。これは直ぐに印刷所に連絡して“1”を取ることで対応をしたハズだったのですが・・・。


見事、“1”を取り忘れられた訳で・・・。

そしてもうひとつ、出発式を行うことから多客が見込まれる為、座席定員以上の方々が乗車することが予想できました。こうしたことから、着席券とは別に立ち席部分の整理券としての“乗車整理券”を、納期に余裕があることを確認しておいたA型券で用意しておくことにしました。


元ネタは、最初着席券と勘違いしていたライナー券の乗車整理券をアレンジしています。これのデータを作っている時点で、D型着席券の裏面に「急行「ゆのさぎ」号〜緒花見列車〜運行記念」の文言を入れ忘れていることに気が付いたのですが、入れると上下が厳しくなるのと、再利用ができる打算から止めました。乗車人数が多くなければ、着席券と合わせて配布すれば良いというのもありました。

または料金部分の記載は、こちらの場合は取ってしまってもそんなにバランスが悪くならなかったので、取ってしまいました。このため、裏面では払い戻し云々の文言がいらなくなったので、ゆのさぎ号以外ののと鉄道線に乗車できない旨の文言を加えてバランス取りをしました。



出来上がりは画像の通りで、こちらもD型着席券と同様、地紋は赤地紋、号数と発駅はゴム印対応としています。

さてさて、問題はD型着席券の“1”です。D型着席券とA型乗車整理券はゴム印押印作業を考慮して運転日の1週間前を納期としていたので、最悪、この1週間で刷り直し・・・なんか、去年の10月の一件を思い起こさせますが・・・してもらうしかないのですが、なんと、D型券の機械がメンテナンスで刷り直しができないとのこと。そこで向こうから提案されたのは、


2号車用のA型着席券でした。
実際にA型の着席券はあったのですが、私が見る限りでは横型で、果たしてこの様式の縦型のものがあったかどうかは不明です。
運転日前日に間に合うように現地発送してもらって対応することになり、


運転日前日の宿でゴム印押し大会が開催されたのでした。あれ・・・前回の教訓が・・・。

続きます。

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