先月の12日からですが、里見ここ近年の集大成とも言えるNT200の運用を公開しました。
これまでの見たままメモとラッピング列車運行計画を纏め上げたものですので、精度の高さは自信がありますが、実際のものとは異なる場合があることだけはご容赦頂きたく思います。
今回はその運用解説です。
まず基本的なことですが、NT200は7両配置、6両使用、1両予備です。
配置車両を全て使用して運用することはまず有り得ない(もちろん例外はありますが)ので、これで間違いありません。
日中、穴水駅に行くと留置線に配置車両の殆どが寝ているので、車両数にゆとりがあるように見えますが、しかしこれは日中だからであって朝は2両編成を3編成組成して運用されるため、ゆとりは予備の1両だけです。
この予備の1両も、定期的に行われている検査などで車両が足りなくならないように配置されているようなものであって、この検査の時期に車両故障が発生すると車両が足りなくなる自体が時々発生しているようです。もう1両あればゆとりがあると思うのですが・・・。急行「ゆのさぎ」運行の際も、「直前に変更される場合がある」という記載をしていますのは、こういった事情からです。
さて、運用を纏め上げてみると、一番の関心事項と思われます、どういったタイミングでラッピング車同士の2連が組成されるかが把握できるようになります。
まず、2連の運用を全て書き出してみると、
●平日
←七尾
・A1+A3(A3+A1)
・A4+A2
・A6+A2
・A5+A4
・A6+A5
○土休日
←七尾
・変A4+変A2
・変A6+変A5
上記組み合わせになります。
これを元に、発表されているラッピング列車運行計画に運用番号を転記して上記組み合わせを探せばラッピング車同士の組み合わせが判明します。
7月の場合は、
201 202 211
1日 A6 A2 A4
2日 A1 A3 A5
3日 A2 A4 A6
4日 変A3 A5 変A1・A3
5日 変A2 A6 A4
6日 変A3 変A1 変A5
7日 変A4 変A2 変A6
8日 A5 A3 A1
9日 A6 A4 A2
10日 A1 A5 変A3
11日 A4 A6 A2
12日 A5 A1 A3
13日 変A6 変A2 変A4
14日 変A1 変A3 変A5
15日 変A2 変A4 変A6
16日 A3 A5 A1
17日 A4 A6 A2
18日 A5 A1 A3
19日 A6 A2 A4
20日 変A1 変A3 変A5
21日 変A2 変A4 変A6
22日 変A3 変A5・A2 A1
23日 A4 変A3 変A2
24日 A5 変A4・A6 変A3
25日 A6 A1 A4
26日 A1 変A2 A5
27日 変A2 変A3 変A6
28日 変A3 変A4 変A1
29日 A4 A5 変A2
30日 A5 A6 変A3
31日 A6 A1 A4
注1:平日の変A○運用は、平日本来のA○運用から一部運用が変更になっているものです。夏休みのため、平日に減車がかかっているものがあるようです。
注2:水色の塗り潰しは花咲くいろは同士の連結、オレンジ色の塗りつぶしはマジンガーZとの連結で、3つ跨っているのは朝と夕方で連結車両が異なるためです。
このようになります。
そして一番気になるのが、これまで殆ど組み合わせがなかった花咲くいろは同士の逆連結(七尾方にNT201、穴水方にNT202で、両端が青色となる編成)編成ですが、上記2連組み合わせの書き出しの通りにNT201、NT202が運用されれば定期運用で実現することになります。
これまでこの通りの順番に運用されたことがなかったので、団体増結で2度程実現したのみでしたが、6月29日のコスプレ列車にNT201が運用されたことにより運用順序が変わり、7月1日の夕方の運用で初めて定期列車で逆編成が実現しました。
2013.7.1 のと鉄道七尾線西岸(湯乃鷺)駅 146D |
2013.7.1 のと鉄道七尾線能登鹿島駅 147D |
さてこのA6+A2運用は、翌日はA1+A3運用となり、朝の運用も同じ編成となります。
2013.7.2 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 120D |
2013.7.2 のと鉄道七尾線西岸(湯乃鷺)駅 124D(左奥) 121D(中央) |
さてこのA1+A3運用は、夕方前後ひっくり返ってA3+A1に組成されるという面白い運用をします。なので、1日居ると両方のパターンが撮影できるという非常に美味しい運用です。
2013.7.2 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 142D |
この日は予報より早く天気が下り坂となり、お昼過ぎから雲が出てきてしまいました。
2013.7.2 のと鉄道七尾線田鶴浜〜笠師保間 143D |
なお、翌日もA4+A2の運用でこの組み合わせのまま朝運用されます。
2013.7.3 のと鉄道七尾線能登中島〜西岸間 122D |
2013.7.3 のと鉄道七尾線西岸〜能登鹿島間 123D |
さて、逆編成の話に戻りますが、7月の運行計画を見ますと、逆編成は予定表通りならば19日に再び組成されますが、残念なのが翌日が土曜日で、翌日の朝は2連にならないことです。更に、以降運用変更が生じ順当に運用が回らないことから、定期運用では逆編成は組成されません。団体増結で組成される可能性もありますがこれは運用が事前に読めないので、8月の運行計画の発表を待ちたいと思います。
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