2014年12月21日日曜日

急行「おはな」翌日編 花いろ2両+一般車の3両編成団体臨時列車

鉄道遊走、里見です。

能登へ向かっている車中、11月29日(土)の3両編成の団体臨時列車の車両運用を考えていました。恐らく、朝の運用しかない変A4と変A5、そしてもう一両は予備運用を充当するのではと思っていました。
そうなると、土曜日はNT211マジンガーZラッピング車を含んだ3両編成であることは想像していました。実際の編成を見て変A5充当は間違いなく、変A4充当も間違いないであろうと踏んでいました。
この3両編成の団体臨時列車があることは、急行「おはな」の事前準備と電動カート検証臨で記載した通り、臨時列車をお願いした過程で知り得た情報なのですが、ついでに月曜日も運転があることも、ポロっと教えて頂けたのでした。(これ以外にも運転日があったようです)
12月1日(月)の運用は、夕方の2連の運用が花いろの2両編成になるのは事前に調べていて知っては居たのですが、夕方まで粘って撮って帰るのも帰宅が遅くなるので撮るつもりはなかったのです。
しかし、変A5は確定、変A4も怪しいとなると、月曜日の3両編成の編成が花いろ2両+その他の編成であることが可能性として高いではないですか!
穴水駅で関係者に挨拶および急行「おはな」のヘッドマーク準備中に運用を伺ったところ、変A5(A5)、変A4(A4)、予備の3両編成であることで大正解。\(^o^)/
月曜日も残留して取り組まないと一宮の方から取り組みが甘いと“指導”されるので、月曜日も撮影に取り組んだのでした。

2014.12.1 のと鉄道七尾線西岸〜能登鹿島間 121D
前日夕方から降り始めた雨は翌日も振り続け、生憎の天気でした。
目的の3両編成までは、僅かに残った紅葉をターゲットにして撮影していました。

2014.12.1 のと鉄道七尾線西岸〜能登鹿島間 126D
そして不意に晴れたりします・・・。本当に能登の天気はコロコロ変わることがあります。

2014.12.1 のと鉄道七尾線能登鹿島〜穴水間 123D
でも基本的には雨模様です。
西岸交換でやって来た2両編成は、NT201+NT202。
ラッピングを剥がされてから初めてNT201を撮りましたが、やぱりちょっと寂しいですね。ちょっと前まで花いろ重連だったのに・・・。

2014.12.1 のと鉄道七尾線能登中島〜西岸間 125D
前日、急行「おはな」を俯瞰したところを角度を変えて。
比べてみると、2両編成はこの角度、単行では急行「おはな」を撮った角度で正解のように思いました。

2014.12.1 のと鉄道七尾線能登中島〜西岸間 128D
西岸で交換なので反対側から。NT201でした。

2014.12.1 のと鉄道七尾線能登中島〜西岸間 127D
先ほどのNT211マジンガーZラッピング車が後ろを分割せずに2両編成で七尾へ向かって行ったので、折角の2両編成の戻りはこのポイントに来てみました。
殆ど葉っぱは落ちてしまっています。もう12月ですしね。

2014.12.1 のと鉄道七尾線能登中島〜西岸間 130D
ここももう少し時期が早ければ綺麗だったのかもしれません。
正面がちなので正面LEDが切れないように1/500secで切ったら、僅かに甘くなってしまいました・・・。

2014.12.1 のと鉄道七尾線能登中島〜西岸間 129D
先ほどのNT201の折り返し。
ここももう少し早い時期に来てみたかったです。

この撮影の後、機材を車に入れた瞬間、とてつもない土砂降りに・・・。
あともう少し外にいたら、ずぶ濡れになっていたところでした。能登の天気は・・・。

2014.12.1 のと鉄道七尾線能登中島〜西岸間 9132D
車で土砂降りが止むのを待っていたら本番です。
予想通り、花咲くいろはラッピング車2両+一般車1両の3両編成で来ました。
土曜日と同様に追っかけます。

2014.12.1 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 9132D(回送扱い)
先ほどの西岸のポイントは山が背にある為か解らなかったのですが、このポイントに来て強風に煽られました。強風と横殴りの雨に耐えつつ3両編成を頂きました。

2014.12.1 のと鉄道七尾線能登鹿島〜穴水間 回9129D
そして回送列車はこのポイントで。
前々からこのポイント、3両編成位が丁度良いのではと思っていたのですが、思っていた通りでした。

2014.12.1 のと鉄道七尾線穴水駅 回9129D
穴水へ行ってみると、まだ3両編成がホームに止まっていました。

2014.12.1 のと鉄道七尾線穴水駅 回9129D(左) 131D(右)
そして続行の131Dが入ってきました。
そして、
2014.12.1 のと鉄道七尾線穴水駅 回9129D(左) 134D(右)
輪島方に小移動させた後に七尾方にNT201を増結。輪島方1両が団体車両となりました。
のと鉄道は団体旅客増加により新車を2両造ることになった訳ですが、平日に2団体とは本当に団体旅客が増えたのですね。
鉄道遊走、その団体旅客増加の一因にはなっていると思われますが。(笑)

2014.12.1 のと鉄道七尾線穴水駅 回9129D
増結された134Dが出て行ったので、3両編成を輪島方から。

2014.12.1 のと鉄道七尾線穴水駅構内 回9129D
程なくして入れ替えが始まりました。
2014.12.1 のと鉄道七尾線穴水駅構内 回9129D
3両編成は下り2番線に引き上げとなりました。

この後、途中で合流していた国鐵さんと昼飯を食べに行き、花いろラッピングの2両編成が出てくるまでダベっていたのですが、時刻を勘違いし、ポイントに到着してから七尾行きを見逃していたということに気がつく始末・・・。国鐵さんもやらかしていたり、もう何やっているんだか・・・。

2014.12.1 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 141D
花いろラッピング車2両編成が戻ってくる頃は日没後で、露出が厳しくなるのは確定で、さてどうしたものかと思い今回は流し撮りにしてみました。
シャッター速度は1/160secなのですが、この位なら車両の上下ブレは出ない感じですね。

2014.12.1 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 142D(後追い)
能登中島で交換してきた142Dは、流石に後追い流しは難しいので高感度で止めましたが、交換している僅かな時間でかなり露出が落ちてしまい、限界一杯でした。

2014.12.1 のと鉄道七尾線能登鹿島駅 144D
花いろラッピング車2両編成の折り返しは能登鹿島でバルブしました。

そして、その折り返しは赤浦潟で夜戦したのですが、まぁ失敗しました・・・。
毎度ながら凹んで能登を後にしたのでした。

2014年12月18日木曜日

緒花お誕生日列車 急行「おはな」 当日編

鉄道遊走、里見です。

前日の検証臨のあとは緒花お誕生日会に参加し、楽しいひとときを過ごさせてもらった翌日は、余韻もそこそこに穴水へ向かいました。

急行「おはな」に使うNT203花咲くいろはラッピング3号車は、122D〜123Dの朝運用に使用された後は分割され、下り本線(2番線)に据え付けられていました。
手分けしてヘッドマークの掲出と、車内の飾り付けをして準備完了。
「緒花お誕生日会&お誕生日列車(臨団)でGO!」参加者の大半が待つ、西岸駅へ向かいます。

2014.11.30 のと鉄道七尾線穴水駅 9130D「おはな」
穴水駅は絶賛改装中。ボロボロだった跨線橋もリニューアル真っ最中でした。
ヘッドマークは2014年4月に西岸駅でお披露目をしたヘッドマークに、今回新規に作成したヘッドマークのダブルヘッドマークです。

2014.11.30 のと鉄道七尾線穴水駅 9130D「おはな」
後ろ側から。雨が降ると、どうして汚れが目立ちます。
これはモリブデンが配合されていない古いレールの区間があるためで、そういった古いレールは雨が降ると直ぐに錆が浮き、これを列車が巻き上げるので車両の汚れは仕方がないのですが・・・。

2014.11.30 のと鉄道七尾線穴水駅 9130D「おはな」
この車両のこの部分が一番好きなのですが、これって車内から外が殆ど見えないですよね・・・。

そこそこに、私はいつも通り沿線の撮影に回りました。

2014.11.30 のと鉄道七尾線能登鹿島〜穴水間 9130D「おはな」
まず、いつもの定番へ。
つい、ラッピング車ですと少しでも横にしたくなってしまうのですが、ここのポイントでは正面がちのほうが格好良いんですよね・・・。

2014.11.30 のと鉄道七尾線西岸駅 9130D「おはな」
西岸駅です。
いつもの場所に停めて撮影タイムです。
2014.11.30 のと鉄道七尾線西岸駅 9130D「おはな」
横がちに。
2014.11.30 のと鉄道七尾線西岸駅 9130D「おはな」
さらに横に。
グラスリップもえちぜん鉄道でラッピングができれば良かったと思うのですけれども。

撮影もそこそこに先回りします。

2014.11.30 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 9130D「おはな」
ここでの撮影も定番化しました。
でも編成写真が一番きれいに撮れるポイントです。

2014.11.30 のと鉄道七尾線田鶴浜駅 9130D「おはな」
田鶴浜駅に来ました。
今回は運用が良く、追い抜く相手はNT202花咲くいろはHSHラッピング車となりました。
折角なので車内の様子も伺って、
2014.11.30 NT203 急行「おはな」車内
お誕生日ケーキを撮らせてもらいました。
後々聞いた話では車内の方はトラブル・ネタ続出だった模様です。
2014.11.30 のと鉄道七尾線田鶴浜駅 9130D「おはな」
停車中、皆様スナップ写真に勤しんでいたようです。真似させて頂きました。

2014.11.30 のと鉄道七尾線田鶴浜駅 132D(左) 9130D(右)「おはな」
しばらくしてNT202が入ってきました。直前まで「七尾」表示だったのですが、
2014.11.30 のと鉄道七尾線田鶴浜駅 132D(左) 9130D(右)「おはな」
いいところで「ワンマン」に切り替わるという・・・。
しかし、NT202もおでこの汚れが大分目立つようになってしまいました。
2014.11.30 のと鉄道七尾線田鶴浜駅 9130D(左)「おはな」 132D(右)
透かさずホームから並びを。

2014.11.30 のと鉄道七尾線田鶴浜駅 9130D(奥)「おはな」 132D(手前)
132D出発時の緒花ちゃんチラリズム。

2014.11.30 のと鉄道七尾線田鶴浜〜和倉温泉間 9130D「おはな」
田鶴浜の先は大分悩んだのですが、天気が悪く空を入れたくないのでここにしました。
あまり背景が良いところではないですが。

2014.11.30 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 131D
折り返しもこの定番に来ました。
まず、先行にNT202花咲くいろはHSHラッピング車が来ます。

2014.11.30 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 9131D「おはな」
続行で急行「おはな」です。
通過して行く際、車内、撮影者側共に手を振り合った一体感は凄く良かったです。

2014.11.30 のと鉄道七尾線能登中島〜西岸間 9131D「おはな」
能登中島停車中に抜いてこのポイントに来ました。
紅葉を一杯入れたくてつい左に振りすぎてしまいましたが、まぁ、これはこれで。。。

2014.11.30 のと鉄道七尾線西岸駅 9131D(左)「おはな」 134D(右)
再び西岸駅。
ここでは先行のNT202花咲くいろはHSHラッピング車が折り返してきて交換となりました。
2014.11.30 のと鉄道七尾線西岸駅 9131D(左)「おはな」 134D(右)
並びましたけど、駅名板が隠れてしまう図・・・。もうちょっと前に出して貰っておけばよかったですね。
これにて「緒花お誕生日会&お誕生日列車(臨団)でGO!」は無事終了。
参加された皆様、お疲れ様でした。

2014.11.30 のと鉄道七尾線能登鹿島〜穴水間 9131D「おはな」
そして車両は穴水へ帰って行きました。

このあとは穴水で片付けを済ました後、
2014.11.30 宮本水産
主催者側と宮本水産で打ち上げ。主催者側もお疲れ様となりました。

私はこのまま帰るのも勿体ないので、
2014.11.30 のと鉄道七尾線田鶴浜〜笠師保間 139D
再び撮影へ。
2014.11.30 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 141D
暗くなってきたので流し撮りの練習・・・なんでか2両だし・・・。

そして今回、今更なのですが、
2014.11.30 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 142D
きちんと流すことができても、車両の上下動でブレてしまうことに、ホントに今更ながら気がついたのでした。
この写真、車両向こう側の窓はブレていないのに、手前の窓はブレているんですよね。
今まで夜間の流し撮りがなかなか決まらないのは自分の腕がそこまでではないと思っていたのですが、こんな要因もあるとは・・・。決まるのはほぼ運ですね、こりゃ・・・。
ちなみに、この後の夜戦は全てダメでした。。。

2014.11.30 のと鉄道七尾線田鶴浜駅 148D(左) 147D(右)
NT202花咲くいろはHSHラッピング車の赤浦潟夜戦に失敗し、七尾行きをどうしようかと思案していたら、ちょうどラッピング同士が田鶴浜駅で並ぶことに気がついたので来てみました。
そういえば、この駅で並びのバルブをするのは初めてだったような。
2014.11.30 のと鉄道七尾線田鶴浜駅 149D
NT202花咲くいろはHSHの折り返しは赤浦潟で夜戦するつもりだったのですけれども、雨が降ってきたのと、そういえば能登中島行きを前回失敗していたので、再履修しました。
停車位置が思ったほど手前・・・。
2014.11.30 のと鉄道七尾線田鶴浜駅 149D
そしてなぜか「普通」表示。。。

このあと雨が上がったので、再び夜戦に出撃するも撃沈。。。。ホントに流し撮りは難しいです。

もう一回続きます。

2014年12月17日水曜日

急行「おはな」の事前準備と電動カート検証臨

鉄道遊走、里見です。

4月と10月の急行「ゆのさぎ」の報告がまだではありますが、先に11月の急行「おはな」関連の報告をさせて頂きます。

10月の急行「ゆのさぎ」の最初の案時刻をのと鉄道側に提示していた7月、検証臨をのと鉄道で仕立てたいという話と、11月30日の緒花ちゃん誕生日に合わせて開催しているオフ会で、今回は臨時列車を仕立てたいという話が舞い込んできました。
鉄道遊走はこれまで自身の企画列車(野望・欲望列車ともいう cv:小見川千明)を運営してきましたが、他団体等から企画のお手伝いをお願いされるのは初めてで、急行「ゆのさぎ」の準備の傍ら、NT201花咲くいろはラッピング車の引退発表、そして10月13日までの延長運動などを行いながら、こちらの方も協力して行くことになりました。

実際の日取りの方は、今年は11月30日が日曜日ということもあり、緒花ちゃん誕生日に合わせた臨時列車はほぼ確定でした。
検証臨の方は、8月の花咲くいろはラッピング車3連運転の際に現地で依頼主にお会いできたというのもあり、11月29日とさせて頂いて能登に2回出向かなくても良いようにさせて頂きました。またこの際に、検証は電動カートの検証であることも伺うことができ、これもダイヤに考慮しました。

以降、湯涌ぼんぼり祭りに関連したイベントや鉄道の日に関連したイベントが10月12日に集中していることもあるほか、こちらも急行「ゆのさぎ」の準備作業で忙しく、実際の詰め作業に入ったのはこれらが一段落してからだったのですが、詰め作業に入った途端に問題となったのが、11月29日は当初案としてお願いしていた午前中のダイヤでは走らせる車両がないという連絡・・・。のと鉄道の土休日の運用は、朝運用のみの運用で以降空いている運用が2運用(変A4と変A5)、予備運用が1運用で、予備運用が検査に入っていなけれは3両は空いているのですが、なんと団体で3両編成を組成しなくてはならないという訳。
この3両編成が分割して臨時に回せるのが午後からということなので、先方に午後の運転で問題ないかの確認をとった後に2013年4月20・21日の9130D〜9131Dの時刻を参考に案を作成して調整をお願いしたら、今度は七尾まで入れないとのこと・・・。もうこれは仕方がないので和倉温泉折り返しとして最終決定しました。

さて、前置きが大分長くなりましたが、28日にバタバタ準備し、29日の未明にこびとさん運転のへろへろ運転で能登入りしました。

2014.11.29 のと鉄道七尾線能登中島〜西岸間 129D
沿線は盛は過ぎたものの、まだ紅葉が残っていたのでそれを活かしたアングルを探しました。ここは逆光になったり、時間によっては影が落ちたりなど、なかなか撮り難い場所ですが、紅葉を活かすには持って来いな感じでした。

2014.11.29 のと鉄道七尾線能登中島〜西岸間 132D
先ほどのアングル、踏切挟んで後ろ側がこのアングルです。
新しくラッピング車となったNT203を正面から捉えるのは初めてだったりするのですが、NT201やNT202の穴水方のように「花咲くいろは」のタイトルがないのが寂しいですね。
実は列車がここに来た瞬間だけ晴れまして、現像時に修正しています・・・。

2014.11.29 のと鉄道七尾線能登中島〜西岸間 9132D
続いて検証臨が午前中に走らせられなかった原因の団体臨時列車。
堂々の3連・・・なんですが、このときだけ少し暗くなりました・・・。ちくしょう。
この団体は観光バス3台という大団体で、様々な事情から乗車区間は穴水→能登中島間だったそうです。

2014.11.29 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 9132D(回送扱い)
線路が大回りしているのと停車時分を活かして先回りしました。
列車が来る直前までは晴れていたのですが、踏切が鳴り出したと同時に曇ってしまいました。
折角の3連なのに、ぐぬぬ・・・。

2014.11.29 のと鉄道七尾線西岸〜能登鹿島間 回9129D
折り返しができる田鶴浜まで回送扱いで向かって、折り返し回送で戻って来るダイヤでした。
曇ってきていたので、そういえば3連をここで撮ったことがないなと思って来てみたのですが、今度は逆に列車が来る直前に日が差して来る始末・・・。思い通りには行かないものです。

さて、この団体臨時列車の運用ですが、左のNT204が予備、真ん中のNT212が変A4、右のNT211が変A5です。
単独で運転される団体臨時列車の場合、この3運用が充当される場合が殆どです。また平日の場合も同様で、A4とA5が併結されて夕方の2連運用に回るのが追加されるだけです。

2014.11.29 のと鉄道七尾線西岸〜能登鹿島間 131D
回9129Dの続行で131Dがやって来るので、位置を変えて紅葉を狙ってみました。
白っぽくなるのを抑えるのでもう少し絞ろうかとも思ったのですが、車両をあまり潰したくないので、妥協しました。

2014.11.29 のと鉄道七尾線西岸〜能登鹿島間 134D
131D折り返しは天候が回復してきたので、青空を入れてと思って構えていたら雲が雲が・・・あぁぁぁ団体増結?!・・・おぉぉぉ・・・。
この134D、団体増結の場合はA2(土休日は変A2)を七尾方に増結するのがパターンのようです。135Dで戻ってきて分割、増結したA2(土休日は変A2)が平日は138D、土休日は140Dへ充当。なかなか綺麗な運用で増結対応しています。

折角の花いろラッピング車2連ですが、戻りを撮影すると穴水で明日使うヘッドマークの準備時間がなくなるので、泣く泣く穴水へ向かいました。

穴水へ到着すると、急に天気が悪くなってきました。撮影に行かなくて良かったと思いつつ準備します。
ヘッドマークは、いつも台座とヘッドマーク本体とを分けて保管していまして、使うたびに強力両面テープで貼り付けているのですが、その貼り付け作業中についに雨・・・どころの話でなく土砂降り・・・。斜めにならないよう、軽く貼り付けてから様子を見ながら貼り付けるのですが、容赦なく雨が接着面に侵入し二度手間に・・・。
悪戦苦闘してようやく貼り付けられた頃には、なぜか小ぶりになるのでした・・・。
2014.11.29 のと鉄道七尾線穴水構内(許可済)
構内の留置車両でヘッドマークの水平を見るので、実際に使用しない車両にヘッドマークを取り付けるのは良くあることです。

2014.11.29 のと鉄道七尾線穴水構内(許可済)
有り得ない組み合わせw そして雨は止みました。なぜ降って欲しくない時だけ・・・。orz
このあと、後ろのNT204が検証臨に充当されました。

さて、今回の検証臨ですが、VECTOR株式会社様が開発中の電動カートを、実際に列車に乗せてみようというものでした。
2014.11.29 NT204車内 写真提供:日本國有鐵道株式會社
こちらがその電動カートです。
重量は現段階で約25kg、走行時間は約8時間で、そして使用者が手軽に購入できるよう原付バイク程度の価格を目指して開発しているそうです。なおこのカート、デザインは三菱自動車でFTOのデザインして賞を取った方だそうで、なるほどお尻周りはFTOに似ていますよね。

さて、検証臨の方ですが、このような臨時列車でしたので、事前にダイヤの公開は行いませんでした。
詳細時刻は下記通りでした。

〔9138D〕穴水1413(上本)→能登鹿島1420-32→西岸1437-54→能登中島1500→笠師保(通過)→田鶴浜1508-26(下本)→和倉温泉1530(下本)
〔9139D〕和倉温泉1543(下本)→田鶴浜1547→笠師保(通過)→能登中島1555-1614→西岸1621→能登鹿島1626-28→穴水1635(上本)

ダイヤ設定で留意したのは、のと鉄道各駅全てが車いす対応となっていませんので、電動カートが階段等を通らないで済むよう、穴水は1番線発着、そのほか途中駅はスロープがある駅舎側ホームとなる場合のみ停車(停車時分がとれない笠師保を除く)させ、それ以外は通過としました。
なお余談ですが、鉄道遊走では今回が初めて駅通過列車となりました。急行「ゆのさぎ」の急行は、“急”いで“行”かない“列車”ですからw

私は添乗として乗車し、時間管理をしていましたので検証時の様子を写真に収めていないのですが、スロープを使用しての列車内への積載、取り下ろし、車いすスペースへの据え付けなどのほか、実際に座ってみて走行中の揺れ具合を確かめたり、車内でカートを走行させてみたりなどを行い、都度、盛んに改良点の議論が行われたようでした。
私は専門家ではないので果たしてどこまでお役立てられたのかは判りませんが、実際に積載してみて初めて判った点が結構あったそうです。

鉄道遊走ではこのような企画列車のお手伝いも致します。ブログをご覧になっている方でもし、このような検証臨や企画列車をお考えの方、なにかお手伝いできることがあるかもしれませんので、お気軽にお問い合わせフォームからご相談下さい。
今回もこのような検証をやってみたいのですけど・・・というご相談から、この列車を設定致しました。
2014.11.29 のと鉄道七尾線笠師保〜能登中島間 9139D 写真提供:日本國有鐵道株式會社
検証実験も終了し、後は穴水へ戻るというときに、ご依頼主様から面白いカメラが出てきました。

新品価格
¥31,230から
(2014/12/17 11:32時点)

※ メーカー製品紹介ページはこちら

このカメラ、360度の動画が撮影できるというカメラで、googleのストリートビューの動画版が撮影できるカメラと言った方が解り易かと思います。
運転士と打ち合わせのにより、仮に落下、破損しても責任を取らない旨を承知の上で貫通幌の手摺にクランプ式三脚で固定させてもらい、日本初?!、列車走行シーンを360度動画撮影致しました。
この撮影した動画のうち、西岸駅通過シーンをご依頼主様が公開して頂きましたので、是非ご覧ください。

https://theta360.com/m/acQ
※Linux環境、ChromiumではFlashの都合で再生できない場合がありますので、その際はFirefoxをご利用下さい

動画画面をストリートビューと同様、ドラッグして動かせば360度どの場面でも動画が見られますので、なかなか面白いかと思います。

今回は普段とは違う貸し切り列車で、ひとつ勉強させて頂きました。

最後に、これは後日気がついたのですが、鉄道遊走、なんとのと鉄道現有7両、このNT204を貸し切ったことにより、すべての車両を貸し切ったことになりました!
まさか全車両貸し切っているとは思いもしませんでした。

翌日の急行「おはな」編に続きます。